はじめに
今年の3月に行った、インド、リシケシュへの旅について少しご紹介したいと思います。
リシケシュに行ったのは4年ぶり、2度目の訪問でした。今回の訪問の目的は、リシケシュで行われる、インターナショナルヨガフェスティバルリシケシュ2018への参加。
自身の先生-シャロン先生とジュールス先生がジバムクティヨガのクラスをほぼ毎日行うと知り、そして、仲良しのヨガの先生が同時期にリシケシュで滞在すると知り、同じ宿が予約できたことと、Mari先生に声をかけたら、一緒に行くと言ってくれたので早速旅の手配をしたのは2017年の年末。
「インドは呼ばれないと行けない」というセリフを良く耳にします。呼ばれたか呼ばれてないかは別にして、とにかく再びインドに行きました。どこに行くにしても、個人で海外に旅する時は安全性には十分注意。あとは度胸と愛嬌で何とかしてきたのが私流の海外での過ごし方。笑顔は世界共通。感謝のありがとう、と、謝罪のごめんなさい、も。言葉のコミュニケーションがスムーズにいかない時ほど、こういったコミュニケーションがお互いの理解を助けてくれます。
リシケシュへの旅
さて、インド、ニューデリーのインディラガンディ国際空港に午前中に着いてから(経由地での出発が1時間半くらい遅れ)待って(くれて)いたタクシーの運転手さんを見つけて、まず一安心。ここからタクシー旅の始まりです。途中、1時間のお昼休憩を挟んで7時間ほどの旅。車が苦手な方は、インディラガンディ国際空港から国内線への乗り換えがオススメ。ローカルな旅好きなら、この長いロングドライブも楽しめるでしょう。
車、牛、人
リシケシュに着いたのは夕日が沈み始めた頃。宿に着いてから荷を下ろしてすぐにガンジス河の方へ行きガンジス河の向こうに沈む夕日を見に行きました。ガンジス河はリシケシュの街を縦に切るように流れています。近くにはラムジュラ橋とラクシュマンジュラ橋という橋が少し離れて二本あります。ラムジュラ橋がより近かったので、この橋を毎日利用しました。多くの人がこの橋を徒歩やバイクで行き来しています。河を渡る手段は橋を渡る他に、船を利用することも出来ます。橋の周りにはお店が多くあります。大小のレストランやカフェ、衣類、果物、薬局、雑貨、本、ヨガの用品やマーラー、宝石など、お店を構えて販売していたり、道に物を広げて販売していたり、荷台に載せて販売していたり様々です。河沿いの道には車や力車、バイクが走る他、牛や豚、馬も歩いています。他にも猿や犬などの動物とも良く出会います。インドでは神様とされる牛は人が歩くのと同じように街を歩いていたり、座っていたりします。河沿いに座って何かを食べたり飲んだりしていると必ずと言っていいほど、牛が寄ってきます。
インターナショナル・ヨガ・フェスティバル
今回の旅のメインイベントだったインターナショナルヨガフェスティバル2018は3月1日から7日までの7日間に渡って開催されました。会場は、パルマルス・ニケタンというアシュラムです。今回私たちは、パルマルス・ニケタンアシュラムからガンジス河を渡ってちょうど向かい辺りにある宿に宿泊していましたが、パルマルス・ニケタンアシュラムはとても広く、宿泊施設も備えているので、先生達を始め、多くの方がこちらに滞在していた様でした。
フェスティバルのスケジュールは毎日4:00からスタートし、夜の21:00頃まで様々なヨガクラスや、イベント、講和、コンサートなどが行われていて、同じ時間に5つから6つの内容が同時開催される時間帯もあります。ですから、自分のお目当ての内容を決めて、自分のタイムテーブルを組みます。参加は、有料で参加するものと、無料で参加できるものがあります。今年の有料チケットは1日券と7日間の通し券の2種類のみでした。
世界の様々な場所からリシケシュへ人が集まるこの時期は、街も活気に溢れます。
ハッピーホーリ
会期中の3月2日はハッピーホーリというインドのお祭りも重なり、街が前夜から賑わっていました。その傍らでは、翌日のハッピーホーリに備えて大きな火を焚いて、祈りを捧げる人たちの姿もあり、私たちはこちらの近くに腰を下ろして火から暖を取っていました。気候は、東京の3月と大差はありませんでしたが、日中の日差しが強い時は半袖でも過ごせるくらいで、朝晩はひんやりとした空気に包まれていました。 リシケシュは、朝早くからどこからともなく音楽(そのほとんどが、サンスクリット語のマントラのようなもの)や歌声、祈りの声が聞こえてくるのも特徴です。日中になると、バイクや車のクラクションの音も増えていきます。
力車
街を歩き疲れた時や、少し遠くの市場やお店に行きたい時は力車を利用します。橋の近くにある力車の停車場から乗るか、もしくは、走っている力車に手を上げて相乗りします。個人的には走っている力車を止めて相乗りする方がオススメ。理由は、その方が安く済むことが多いし、トライしてみる良い経験になります。降りたい所の目印になるポイント(例えば、橋の名前や、市場の名前など)を伝えたら、大体困ったことにはなりません。運転手さんも、一度の走行で沢山の人を乗せたいのです。走っている間に、人がどんどん乗り降りしていきます。力車の停車場から少ない人数で乗ると、その分多く払わなければいけません。1台には、大人が7〜8人乗れます。
ヨガフェスタの見どころ
さて、話はヨガフェスティバルに戻ります。今回は、ダライ・ラマの訪問や、インドの副大統領の訪問など、人々が注目する場面もありました。残念ながら、ダライ・ラマが人々の前に姿を現すことはありませんでしたが、その時間には多くの人が一つの広場に沢山押し寄せていました。ご本人は体調不良だったようです。その他、日本からは現在の神道の中心的人物と思われる方のご紹介もありました。このようなイベントは毎日夜に行われ、そのため、夜は毎晩のようにコンサートやダンスで賑わっていたのが印象的です。1日中、朝から晩までフェスティバルで楽しむも良し、フェスティバルのプログラムには1つから2つくらい参加して他の時間は街を散策するも良し、フェスティバルとは違う場所でヨガを受けるも良し、1日リシケシュを観光するも良し。過ごし方は人それぞれです。
食事はフェスティバル会場では朝、昼、晩の3回が提供されます。ビュッフェスタイルです。こちらは、有料チケットを持っている方だけが利用できる環境なので、チケットを持っていない日や、外で食事をしたい時は、お店に行きます。外での食事の選択肢は、もちろんインド料理が一番多いのですが、その他、フルーツボール、ポリッジ、おつまみやスナックなどの軽食から、イタリアンや、洋食などのしっかりとした食事まで色々な選択ができます。ベジタリアンやヴイーガンの方の選択肢も充分にあります。
長くなってしまうので今はこのくらいに。リシケシュのイメージ少しは伝わっているといいのですが。
子供の頃の好物
幼い時からずっと好きだったチャイ。毎朝父はチャイを飲んでいて、横から少し飲ませてもらうのが習慣になっていた。今は私の子供達がチャイを好んでいる事に嬉しく思う。カフェインが多いと聞いているので、たまに茶葉の量を減らしたり、カフェイン抜きの茶葉を使ったりする。
もう一つの方法は茶葉抜きのスパイスミルクを作ってあげる事。チャイに入れるスパイスは消化器系を中心に様々な効果が ある。
スパイスとその効果
生姜
胃もたれを緩和し、バランスのとれた消化や代謝アップに繋がる生姜。抗炎症作用もあり、ストレルや食生活の乱れから来る腫れや痛みが和らぐと言われている。使用する際栄養分を逃さないように皮がついたまますり下ろす事をおすすめします。
シナモン
シナモンは血糖値をバランスし、エネルギーを向上させ、肌本来の美しさを取り戻します。また、ダイエット効果もあると言われている。小さじ1でも効果があるみたいです。
カルダモン
カルダモンは消化器系を改善させ、胃酸のバランスも整える。生姜と似たような効果があり、腫れや痛みを緩和してくれる。カルダモンは香りが強い為、チャイを飲む時に口の中に広がるスパイスの風味はカルダモンの味です。他のスパイスを切らせていても、カルダモンは入れて欲しい!
クローブ
クローブは歯の痛み、頭痛、関節痛や生理痛を緩和してくれる効果がある。抗菌、抗ウィルス作用があるので体調を崩しやすい冬の寒い時期に料理屋飲み物に足す事をおすすめします。
胡椒
体を温める働きをし、消化器系を改善させ、ダイエットにも効果的。上記の効果を促す油分が豊富に含まれているのが生胡椒な為、もし手に入るようでしたら生を使用するのをおすすめします!
アニス
アニスは胃もたれ、腸内ガスや鼻水に効果的。また、生理痛や閉経の症状を和らいでくれます。
砂糖対蜂蜜
下記の理由から砂糖より蜂蜜を足した方がいい!
蜂蜜の量を減らしても同じ甘さを保てる
蜂蜜は 血液の吸収が徐々に行われる為、健康的な消化に繋がる
蜂蜜は栄養分が豊富
マサラチャイ レシピ
2-3人前
材料
カルダモン(切り込みを入れる)… 3粒
シナモンスティック… 1本
胡椒(あれば、生)… 小さじ1-2
生姜(すりおろし)… 1片
クローブ(パウダーでも大丈夫)… 5 粒
アニス(お好み)… 1つ
茶葉(安いもので大丈夫)… 小さじ2-3
水… 1カップ
牛乳… 2カップ
蜂蜜(お好み)
作り方